神尾弁当旧店舗(nゲージ)
新津駅前の神尾弁当の旧店舗をnゲージサイズで作成しました。材料はケント紙がメインとなります。表面は写真があったのである程度作り込みましたが、脇、裏側は全くわからず。空中写真を見ると白く見えましたので白壁にしています。
新津駅テルハ
nゲージサイズ新津駅テルハを作成しました。1986年頃まで駅本屋南側に存在したテルハを再現しています。材料は、プラバン0.3mm厚、0.3mm真鍮線、檜棒1mm角、プラ製ファイル(波板表現)。
テルハの手すり部はcraftroboで0.3mmプラ板から切り出しました。真鍮線orステンレス線をはんだ付けしようとも思いましたが、技術的になかなか難しそうでしたのでこのような工法を取りました。
実は新津駅にはもう一箇所テルハが有りました。今の2,3番線、4,5番線の北端の屋根のあたりがそれです。ホームのコンクリ舗装の脚跡、他に比べ少し屋根が高くなっていることがその名残となります。当該のホーム屋根は2010年以降に改築されているのですが支柱は再利用されており、改築以前の支柱の長さの違いが改築後もそのまま維持されています。
北側、南側テルハともにいつ頃できたのかはわかりません。1946年には両方共に存在していたことを確認しています。それぞれの使い分けに関してもよくわかっていません。北側については1968~1969年(昭和43~44年)に解体、南側については荷物輸送が廃止された1986年~1987年に解体されました。南側テルハに関しては新築当初はクレーン吊り下げ式だったようです。なお、南側テルハの名残はありません。
テルハの上を走る台形っぽいもの(名前わからず)も作りたいのですが、詳細の形態がわからないため未作成となります。
モハ70045を作る2
その2です。ランボードは、1mm厚プラ板と0.3mm厚プラ板の張り合わせで作成。母線、空気作用管のカバーは1mm厚プラバンで作成、母線は0.4mm真鍮線、空気作用管は0.2mm真鍮線、避雷器からの配線は0.2mm真鍮線。配管台座は0.13mmプラ板の切り出し。妻板は一度全て削ってまっ平らにしてから、0.13mmプラバンでウィンドウシル・ヘッダーを作成、貼り付けています。
最大の難関は空気作用管の配管と、そのカバーの配置でした。TAVASAの作例では空気作用管のカバーがランボードまで一直線で途切れなく続いていますが、2位側からの実写写真を見ると、ランボードと妻面のほぼ真ん中辺りで切れています。しかし、3位側から見るとランボードと妻面の真ん中よりランボードよりまでカバーが伸びていて、避雷器に少し被ったあたりで途切れているように見えます。更に、判然としませんがどうもカバーが途中で折れ曲がっているように見えます。
ここから出される結論は一つ。空気作用管カバーは、妻面からランボードまでの真ん中辺りで車両中心側に曲がり、少し行ったあたり途切れていた。おそらく、パンタの可動範囲と被る手前あたりでカバーは途切れていたものと考えるのが最も妥当、という結論に至りました。と言葉で説明してもわかりづらいですので、詳細は下の写真を見てください。
貫通扉については非Hゴム?、戸袋窓がHゴムになったのが70049以降。戸袋窓と貫通扉が同時にHゴム化されたのではないかと推測。扉下側は・・・わからん。70034あたりと同じで、四角い凹みが2つのタイプかな?まずは扉を切り抜いて、プラ板で作成した貫通扉をはめ込む予定。
避雷器からの配管は鉄コレを参考にしています。
あとは、パンタの台座、避雷器-パンタ配管、パンタ鍵外し線、妻面ハシゴ(TAVASA PN437Aを使用予定)を取り付ければ、1-2位側は完成となります。
モハ70045を作る
新潟ローカル70系の電動車 モハ70を作ります。
ここまでは写真等からわかっていますが、以下が不明点。
・避雷針回りの配線(鉄コレ70系と同じ感じ?)
まずはパンタ周りのモールドを削ってランボード、カバー付き配線から工作始めています。3位側妻面窓のHゴムは切り出してモハ70006,70108の1位側妻面Hゴム窓に流用予定。
まず、弊鉄道のモハ70の現有車両を説明。
まず、新潟にはモハ70の25年度車(大井更新、吹田更新)、26年度車、27年度車、30年度車、31年度車、32年度車がいました。
モハ70025は26年度車です。ただ、この26年度車は一車両ごとに特徴があるため、1両あるからいらない、というわけでもありません。
モハ70078、モハ70097はそれぞれ31、32年度車です。基本的に31年度車と32年度車は同じ形態です。また、30年度車も雨樋が木製なことを除けば基本的に形態は同じです。モハ70078に関しては、31年度車の70080あたりにしてしまおうかと考えています。
現有車両からすると、30~32年度車は十分足りていますので、GMの仕掛品6両は以下のように割り当てようかと考えています。途中で気が変わるかもしれませんが。
25年度車(大井更新) モハ70006
25年度車(吹田更新) モハ70108
26年度車 モハ70017
26年度車 モハ70020
26年度車 モハ70027
27年度車 モハ70045
まずは、これらの中で一番簡単な、27年度車 モハ70045を作りたいと思います。gmモハ70に一番形態が近い新潟所属車が今回のモハ70045と70046のわけですが、改造が必要な箇所がいくつかあります。
・3位側妻面窓をHゴムから原型に戻す
・パンタ鍵外し線の有無・・・存在しない作例もいくつか有りましたが、実物の写真をよーく見ていたらしっかりついていました。
・パンタ鍵外し線の有無・・・存在しない作例もいくつか有りましたが、実物の写真をよーく見ていたらしっかりついていました。
ここまでは写真等からわかっていますが、以下が不明点。
・避雷針回りの配線(鉄コレ70系と同じ感じ?)
まずはパンタ周りのモールドを削ってランボード、カバー付き配線から工作始めています。3位側妻面窓のHゴムは切り出してモハ70006,70108の1位側妻面Hゴム窓に流用予定。
鉄道模型コントローラを作る4
今回はマイコンの仮選定です。
今までの私の開発経験からすると、PICなのですが、以前よりARMを一度体験しておきたいなと思っておりましたので、今回はARMから選択したいと思います。
秋月の通販サイトを見てみますと、安価なのはSTM32シリーズ。今回は、出力段のゲートのDC電圧制御用にD/Aが1ch必要, あとはボリュームの電圧をA/D変換してマイコンに読み込ませるためにそれなりの数のA/Dch数が必要なことを考えると、STM32 Nucleo Board STM32F302あたりが良いかなと思っております。
まずはこのボード・チップに仮決めして、各機能の検討を行った後に、最終判断を下そうと思います。
鉄道模型コントローラを作る3
今回は過負荷に対する保護回路の検討です。
過負荷になり大電流が流れてしまいますと出力段トランジスタの破壊の可能性がありますので、ある程度の電流がながれたら、その電流を検出して出力電圧を制限する回路を追加します。
まずは、制限電流値の仕様ですが、Nゲージ、HOゲージまで考えて2A程度のしておきます。
次に、方式の選択です。電流測定するのであれば負荷と直列にシャント抵抗を挿入し、シャント抵抗に発生する電圧を測定するのが一般的かと思います。シャント抵抗は、発熱、損失を考えるとできる限り小さくしたいのですが、小さすぎると発生する電圧も小さくなり、検出精度が悪化します。ここでは、0,47Ωとしておきます。
電圧の検出方法については、簡単なものではトランジスタのVbeを超えるか超えないかで検出する方法もありますが、ばらつきが大きいですので、ここではコンパレータICを使います。
コンパレータのマイナス側入力には、10kΩと0.01uFのフィルタを構成し、ノイズ除去を行います。
コンパレータのプラス側入力には、マイコン用電源を抵抗分圧し、コントローラの負荷が2Aの際にマイナス側に発生する電圧(約1V)に相当する電圧を入力しておきます。マイコンは未選定ですのでマイコン電源の電圧は仮に5Vと置いておきます。
sim結果です。緑線が負荷電流、青がコンパレータのマイナス側入力、水色がプラス側入力、赤がコンパレータ出力です。点線は負荷電流が2Aのポイントを示します。おおよそ1.95Aのところでコンパレータ出力が変化していることがわかります。あとは、このコンパレータの出力信号を使って出力段のゲート電圧を制御してあげればOKですね。