アキュラホームで注文住宅(6) 地盤改良

土地購入の際、切土であることを確認し、さらに造成前後の空中写真でも切土であることを念押して確認したのですが、残念なことに地盤改良が必要となってしまいました。

建物東側で自沈層が6mほどまで、西側は3m程まであるようです。火山灰系の土質。

設計士からはピュアパイル工法(150万円台)を勧められましたが、コンクリを6〜7mまで埋めてしまうと撤去が大変そう、ということで、鋼管杭、砕石パイルも見積もってもらっています。

鋼管杭は抜こうと思えば抜けますが支持層の8m程度まで刺す必要があり多分200万超え。

砕石パイルは撤去不要とされており100万円台後半かと思いますが信頼性が未知数なのと、本当に撤去不要なのかが結構怪しい。場所によって支持層の深さが違う土地に対し適切なのかも怪しい。

悩みます。設計士には、各工法の適用可否、見積もりを依頼し結果待ちの状況

 

教訓: どんなに自信があっても地盤改良の予算は確保しておくべき。

アキュラホームで注文住宅(5) その他オプション等

その他オプション等について随時追記していきます。

気密測定 約10万円
気密オプション 約35万
気密シート2重張り、端の折込(?だったと思う)をうまく張り合わせて継ぎ目をなくす処理等がなされるようです(9/3訂正)。気密測定する人はほぼこのオプションを使っているらしい。これだけ費用かけるんだからc値いい値出すよねというプレッシャーはかけておきたい。やらない場合はc値が1行くかどうか、やるとc値0.5程度の実績はあるとのこと。


シロアリ対策、ボロンdeガード工法(全構造材対象。ダスティング無し)44万円
元々はアメリカカンザイシロアリが若干気になったので検討していたが、副産物として、ホウ酸系は1度施工すると水がかからない限りは半永久で効果があるということで採用。ただ正直高い。もともとの有機系薬剤散布がないのたからその分安くしてくれないかは交渉予定。
(9/3追記)安くならず。どうしてもデフォルトのシロアリ対策は入ってしまう模様。
アメリカカンザイシロアリ対策を万全にするならダスティング処理までやったほうが良いが、さらに20万アップ。すぐに危険な場所ではないし、ダスティング処理は建築後でもできるのでやめておいた。

(9/3追記)壁下地 1m7500円
結構高いです。最初は可動棚をDIYで取り付けるべく、各収納スペースの背面に下地を入れてましたが、下地だけで20万超えてしまい唖然。背面支持の可動棚なら心柱、間柱にレール取り付ければ事足りるので削って費用削減しました。

(9/3追記)照明
照明関係は各社3割引で入れられるようです。

アキュラホームで注文住宅(4) お風呂、洗面器

お風呂については標準はLIXILのアライズです。
設備バリエーションアップオプションでTOTO, panasonicも選べたのですが、一番らくらく足を伸ばせたのがLIXIL アライズのミナモ浴槽、ということでLIXILを選択しました。

浴槽はFRP。経年劣化で表面が荒れてくるようですが、そのときはDIYで補修しようかと考えています。

洗面器はpanasonicの標準品を選びました。LIXILの洗面器も選べたのですが、洗面器周りにものを置く習慣があるもので、そのスペースがないのは困るということでpanasonicを選択しました。標準は引き出し+開き戸タイプです。引き出しタイプにすることもできますが、+50000円ほど。結構コストかかります。

アキュラホームで注文住宅(3) キッチン

以前の記事で書いた通り、アキュラホームの超空間の家liteの標準はクリナップ ステディアですが、一部ラクエラ仕様になっています。例えば、シンクが流れーるシンクではなく美・サイレントシンクになっています。
設備バリエーションアップのオプションがついていると、LIXIL AS、タカラ オフェリアも選べるようになります。

クリナップ キッチン ステディア
底板ステンレス化(全引出し)+45000円
とってもクリンフード +80000円台
リンナイ フロントオープン式食洗機 +130000円台

洗えーるフードは更に高額な上、10年経つと業者を呼んで修理するまで使えないというとても優しくない仕様なので却下。
タッチレス水栓は検討しましたが、水量調整、お湯・水切り替えまでタッチレスにできるわけではないので却下となりました。
タカラのホーローパネルに憧れて、マグネットパネルも検討しましたが、約+80000円と高額なためこちらも却下。アキュラホームの場合、特定のオプションでとんでもなく高額になる場合があるので要注意です。
リンナイのフロントオープン式食洗機は、クリナップの標準オプション品にはありませんが、アキュラホームから言ってもらうと入れてもらえるようです。後述のタカラに比べて安価で入れられます。ミーレとかボッシュより安価に、フロントオープン型の特徴である高洗浄力を得られるのでおすすめ。

タカラ キッチン オフェリア
底板ホーロー化(全引出し)+35000円
フードを洗いやすいタイプに +50000円台
リンナイ フロントオープン式食洗機 +18〜19万円台
引き出しフルオープン化 +80000円台

オフェリアの場合、標準で一ランク上の面材(高圧メラミン化粧板)を使えます。一方で、フロントオープン式食洗機のコストが高かったり、標準でフルオープンの引き出しでなかったりと、難が結構あります。

※8/19追記。タカラスタンダードも標準ではリンナイのフロントオープン式食洗機はありませんが、アキュラホーム側から言ってもらうと入れられるようです。

また、基本的にカップボードとキッチンは同一メーカーてないといけない(別メーカーにすると割引率が下がってしまう)のですが、オフェリアのカップボードの天板が人工大理石以上のランクしかなく、クリナップの同等品より6万円ぐらい高くなります。これもクリナップを最終的に選んだ理由の一つです。

カップボード クリナップ KT
カップボードはKTを選びました。クリナップの、工務店専用モデルです。最初はコストダウンのため、ラクエラを選択していましたが、面材の色がキッチン側と合わず悩んでいたところ、インテリアコーディネーターの方からKTの存在を教えてくれました。ステディアと合う面材が多く、また、ラクエラと同等or若干安いぐらいのコストのようです。
標準でフルオープンの引き出しというのもgood。

カップボード タカラ オフェリア
前述の通り、天板が人工大理石以上のランクしかありません。また、フルオープン化できない模様(うろ覚えなので確認してみてください)ということで、選択肢から外しました。

キッチン lixil as
リンナイのフロントオープン型食洗機が入らない(物理的には入るが変な隙間ができてしまうらしい)ということで、あまり詳細検討しませんでした。

アキュラホームで注文住宅(2) 設計打ち合わせ

アキュラホームで契約が終わると、まずは営業担当と間取り固めていき、ある程度固まったところで設計担当とバトンタッチします。

設計担当とのやり取りですが、基本的には図面上にメモをして、それをもとに次回図面が更新されてくるという形です。正直、これでは指摘事項のヌケモレが出てしまいます(おそらく他社も同様ではないかと)
これを防ぐため、私は要求事項をすべてエクセルでリスト化し、それを各タイミング(中間図面、最終図面、実地)で実装されているかチェックすることにしました。

設計打ち合わせで気になったことを以下記載します。

  • 並行して、設備(キッチン、風呂、トイレ、洗面器)の見学を早めに進める。特にタカラスタンダードのキッチン オフェリア。ここだけは一般見学できず、アキュラホーム介しての予約、見学となりますので、もう一度見に行きたいと言ってもタイムリーに行けません。(直接ショールームに行っても、オフェリア用の別室には入れないルールです。)
  • 1mm単位で間取りを変えられますが、端数の場合は若干費用がかかります。

断熱:

  • 浴室、洗面所下は、基礎断熱ではなく、立ち上がりのみに断熱材が入る形です。私は気になるので基礎断熱にしました。この場合、浴室、洗面所下が密室になってしまうので、洗面所床下にガラリ2箇所設置し、空気が入れ替わるようにしました。
  • 玄関土間が標準で無断熱です。断熱材を入れることはできますが、入れてしまうと、シロアリ点検できないのでいつの間にかシロアリにやられる可能性があり、しっかりシロアリ対策できる自信がないのであればやらないほうが良いと思います。私は断熱材無しのままとし、後々DIYで中空ポリカを敷いて断熱強化、メンテナンス性と断熱性を両方確保できるようにしました。
  • 天井断熱: 屋根をガルバに変えたこともあり、16k 155mmでちょっと不足なので、210mmに変更してます。加えて、ガルバで雨音が気になるので、大建ビルボードを屋根裏に追加してます。

換気、気密

  • 標準は第一種換気ダクトレス給排気or第3種換気ダクトレス給排気ですが、前者はショートサーキットの問題、後者は換気効率の問題があるため第3種換気、ダクトレス給気、ダクト排気のルフロ400を導入しました。換気設備の配置はルフロの製造元の日本住環境がサポートしてくれます。エアコンの近くに給気口、ウォークインクロゼット内に排気口等、基本的なところは抑えた図面が出てきます。
  • キッチンのレンジフードは、排気のみのレンジフードとし、コンロ脇に連動給気口を設けました。同時給排気型レンジフードも検討しましたが、結局吸気が足りず近くに連動給気口or差圧吸気口が必要で、あまりメリットを感じなかった為やめました。連動給気口も、最初は同時給排気型と同様な効果を得るため、天井付近にもうけようとしましたが、外部でのショートサーキットの問題、また、これを避けるためにはダクト吸気とする必要がありますが、そうすると吸気ダクト汚れが気になる、ならば排気側をダクト排気、などとぐるぐる考えたのですが、結局良案が見つからず、コンロの人が立つところの脇に連動給気口を設ける形で落ち着きました。
  • レンジフード、浴室乾燥機の排気口のシャッター。標準では気密性がないものがついているようです。それぞれキッチン、浴室メーカーに確認する必要があります。そのままにしておくと、気密測定の際は目張りされるので良い値が出ますが、なんか外から冷たい風が吹き込んでくる、というようなことになりかねません。

窓:
標準はエピソードneo、外アルミ中樹脂フレームです。断熱性能が足りないので樹脂樹脂のAPW330に変えてもらいました。虫が気になる方は縦すべり出し窓はオペレータハンドル型にして、さらに網戸をクリアネットにしてもらいましょう。

アキュラホームで注文住宅(1) 見積もり編

話題が全く変わってしましますが、アキュラホーム 超空間の家 Liteで注文住宅を建ててます。
アキュラホームで注文住宅を建てるにあたってのポイントをメモしていきたいと思います。
尚、超空間の家シリーズにも、無印、Lite, neo等があり、また、地域によって、時期によっても微妙に仕様が異なるようですのでご注意ください。

見積もりについては、担当者にもよりますが、結構きっちりとした間取りをだしてもらい、それをもとに見積もりを出してもらえます。
見積もりもざっくりとしたものではなく、具体的に屋根の面積が〇〇m2だから〇〇円、というような明朗会計です。どこを削ればいくら下がるのかと言うのがわかりやすい。

設備関連(キッチン、風呂、トイレ、洗面器)については、
キッチン:クリナップ ステディア 
風呂: LIXIL アライズ
トイレ: TOTO
洗面器: panasonic
となっていますが、設備バリエーションオプションというのがあり、これを入れてもらうと、キッチンはLIXIL AS、風呂はtoto,panasonic、トイレはLIXILも選べるようになります。設備を色々な会社の製品から選びたいという方は、このオプションをつけておくべきかと思います。設備詳細に関しては追々書いていきたいと思います。

見積もりで追加で入れてもらったのは、気密測定、アメリカカンザイシロアリ対策位です。気密測定、については、一般的には中間1回、最終1回の2回測定ですが、アキュラホームの場合、工程順序から考えて最終の一回しか計測できないようです。致し方なし。

現在仕掛中のアイテム

現在仕掛中のアイテムは以下。

・全天今井眼科医院(製図済): 明治44年建築。旧郡病院。青大将色の建物。
・東洋館ホール(製図済): 昭和5年建築。元々は銀行の建物でした。
・ホテル美好/レストラン美好(製図済): ホテル美好は現在でも営業されていますね。レストラン美好は丁度駅前交差点の角のあたりに有りました。カレーが名物だったらしい。
・堀出神社(組み立て中): 以前は今のにいつ眼科のあたりに有りましたが、明治13年の大火で焼けてしまい、明治23年に現在の場所に移転したそうです。屋根をどう表現するかがポイント。
・にいつ夏祭りの屋台(製図途中): 1/150サイズですと結構小さくなるので、どういう材料で作るかがポイントですね。